最近になってようやくphp5.6の環境からphp7.0へと移行をしました。すでにphp7.2RCも登場している昨今、今さらなんて声聞こえますね。
カスタマイスのプログラムを書いてその管理を長い間していると、プログラムは大きくなるし複雑になるし、簡単にphpの更新ができない、いや馴染んだ古巣から新しい世界へ行くのが恐ろしい!
私の言い訳はともかく、世の中の状況はいかにと調べたところ、こんな統計が出てきました。
(参照元)
去年から今年へと、php7の使用率がphp5.6を抜いています。
phpのサポートはどうなのでしょう?phpのサイトによると、
(参照元)
緑は「サポート中」、オレンジは「セキュリティ修正のみ」、赤は「終了」です。
5.6のサポートはセキュリティ修正のみが2018年いっぱい(まだ人気が高い証拠?)とまだ使用OKのようですが、8月にリリースされたLaravelの最新版5.5が長期サポート(LTS)のバージョンでは、バグ修正が2年間、セキュリティ修正が3年とサポートがあり、そしてなんと、
PHP 7.0.0以降が必須
となりました。
私のお客さんのプログラムは、最高でLaravel 5.4どまりですぐに更新する必要ないと言えば必要ないですが、php7.0が発表(上のグラフによるとほぼ2年前!)されてからとても気になるパフォーマンスの改善が「どうしても更新しなければならない」と駆り立てます。
これまた古い資料で申し訳ないですが、
(参照元)
phpで書かれているが非常にスローなWordpressがなんと2倍に近い速さとなるではないですか。
実際、このブログをホストしているサーバーもphp7にしたところサクサク動くようになりました。お客さんのサイトでもapacheのabテストをphp7更新前後でLaravelのプログラムの実行を計測したところ、こちらも1/2の実行時間になりました。バージョンを更新しただけでこの改善は凄い!
さて、php5.6からphp7.0にアップしたときの苦労と言えば、laravelのプログラムに関する限りほとんどゼロに近い変更でした。私の場合は、php7をサポートしていないpearのライブラリを使用した部分の変換が唯一の問題でした。
そして最後に、php7にアップデートしたお陰で、前から注目していて、とても開発に役に立つ、特に大きくて複雑なプログラムには多分必須のツールが使えるようになります。それは次回に紹介しましょう。
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