最新のLaravelはバージョン7.xですが、バージョン6.xは以下の表に見られるように2年間のサポート(LTS)があります。管理を頻繁に行う必要がないなら、新規のプロジェクトでは6.xバージョンをインストールするのが良いです。ということで、久しぶりに初心に戻ってLaravelのプロジェクトの作成手順を書きます。

新規プロジェクトの作成

composerはすでにシステムにインストールされていると仮定して、以下のコマンドがl6xのディレクトリ名でLaravelをインストールします。

$ composer create-project --prefer-dist laravel/laravel l6x "6.*"

ウェブサーバーなどが書き込みを行うディレクトリにはパーミッションが必要です。

$ cd l6x
$ chmod -R a+w storage

以下でページを見ることができるか確認です。

$ php artisan serve

l6x/publicのディレクトリがウェブルートと仮定して、ブラウザで、http://local:8000にアクセスすると、以下のページが表示されます。

必要なら、この時点でパージョン管理をするのも良いアイデアです。

$ cd l6x
$ git init
$ git add .
$ git commit -am "init"

認証のパッケージ

6.x以前のバージョンでは、ユーザー認証のデモに必要なファイルは以下のコマンドで作成できました。

$ php artisan make:auth

もうそのコマンドは存在しません。その代わりに以下のパッケージをインストールします。

$ composer require laravel/ui "^1.0"
注意:ここ間違いありで編集されています。–devなしで実行が必要です。

$ composer require laravel/ui “^1.0” –dev

次に、以下を実行して会員登録画面やログイン画面などを作成します。boostrapだけでなく、vueやreactの指定も可能です。

$ php artisan ui bootstrap --auth

今度は、javascriptやcssのトランスパイルのために、nodeのパッケージのインストールとwebpackの実行です。

$ npm install && npm run dev

次はDBの設定です。mysqlのコマンドを実行して、l6xのデータベースを作成します。

$ mysql -u root -p
mysql> create database l6x;

.envファイルを次のように編集してDB情報を入れます。

DB_DATABASE=l6x
DB_USERNAME=DBユーザー名
DB_PASSWORD=DBパスワード

以下のコマンドを実行してDBテーブルを作成します。

$ php artisan migrate

以下のように、4つのテーブルが作成されます。

mysql> show tables;
+-----------------+
| Tables_in_l6x   |
+-----------------+
| failed_jobs     |
| migrations      |
| password_resets |
| users           |
+-----------------+
4 rows in set (0.00 sec)

再度、ブラウザでhttp://localhost:8000/registerにアクセスします。

と入力して、「Register」ボタンをクリックすると、

新規会員登録成功で、動作確認完了です。

メルマガ購読の申し込みはこちらから。

By khino