Laravel 8とは直接は関係ないのですが、以前ここで紹介したコード整形プログラムのphp-cs-fixerもバージョンアップとなりました。それにより使用していたその設定ファイルも変更の必要あります。
php-cs-fixerはコードを整形するプログラムで、開発者がひとりでももちろんですが複数となったときに特にコードのスタイルの統一に便利です。スタイルの指定、例えばインデントをタブでなく4つの空白文字とする、とかの指定は、すべてphp-cs-fixerの設定ファイルで行います。
まず、バージョン3となって、その設定ファイルとキャッシュファイル名が以下のように変更となりました。
バージョン2では、
.php-cs .php-cs.cache
がバージョン3では、
.php-cs-fixer.php .php-cs-fixer.cache
また、スタイル指定のルールも少し変更があります。Laravelのプロジェクトのために、以前と同様に以下のスレッドから取得して
https://gist.github.com/laravel-shift/cab527923ed2a109dda047b97d53c200
私のgistとしました。この記事の最後に掲載したのでフリーで使用してください!
設定のルールに関しては以下に説明あります。調査が必要なら参考に。
https://github.com/FriendsOfPHP/PHP-CS-Fixer/blob/master/doc/rules/index.rst
php-cs-fixerの使用はいたって簡単です。
新規に使用するなら、まず
$ composer require friendsofphp/php-cs-fixer --dev
を実行してインストールし、設定ファイル.php-cs-fixer.phpを私のgistから作成して、Laravelのプロジェクトのルートディレクトリから以下を実行すれば、必要な整形を自動でしてくれます。
$ vendor/bin/php-cs-fixer fix
以下がLaravelのプロジェクト用の設定ファイルです。
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