以前に「Laravelへの移行」と称してLaravelのスターターパッケージを2つ紹介しました。スターターパッケージとはすでにある程度デザインや機能が揃っていて、時間がかかる最初のプロジェクトの立ち上げをかなり減少してくれるものです。そからまだ2年も経過していないのですが、その間Bootstrapは4から5になるし、Tailwindが知られてくるようになりつつあり、フロントエンドのフレームワークの更新の時期となりました。今回は、それらを簡単にインストールできるLaraスターターの紹介です。
Laraスターターのインストール
早速インストールしてみます。
- Laravelのプロジェクトをインストールします。以下でLaravel 8.x、Laravel 9.xのインストールの説明あります。認証のパッケージのインストールはLaraスターターに含まれているのでインストールの必要はないです。
- Laraスターターのパッケージをインストールします。
$ composer require laraveldaily/larastarters --dev
- Laraスターターのインストールを実行します。
$ php artisan larastarters:install
この実行では以下のような選択が問われます。
最初の質問は、「どのスターターキットを使用しますか?」
今回は手堅くLaravel UI (Bootstrap)を選択します。次の質問は、「どのテーマーを使用しますか?」
Bootstrap 5使用のvoltを選びます。 - npmのパッケージをインストールします。
$ npm install && npm run dev
Volt
インストールが完了したらブラウザで見てみます。
なかなかいいデザインですね。
Laraスターターで使用されているのは以下の無料版です。スターターのためにこれをLaravelのブレードとしてくれました。感謝です。
https://github.com/themesberg/volt-bootstrap-5-dashboard
有料版は以下で69ドルで販売されています。
https://demo.themesberg.com/volt-pro/index.html
無料版と有料版は何が違うというと、
コンポーネントの数が1000でなく100ですね。しかしたいていはそれくらい事足ります。
最後に
Laraスターターを作成したお方は、Laravel業界では誰でも御存知のLaravel DailyのYouTuberです。
https://www.youtube.com/c/LaravelDaily
昔はLaravelのブログを毎日書くことから始め、現在は毎日You Tubeのビデオを作成しています。1週間に1回ブログを書けるかどうかの私にはとても真似ができません。ちなみに、彼(Povilas Korop)はリトアニア (Lithuania)の人です。昔はドイツやロシアに占領されたもののソビエトの崩壊後民主主義のEU加盟国です。
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